まだ酔いながら明けぬるを

全然更新出来ぬまま夏休み折り返しました。明日から二週間ほど短期集中講座。

つい先日。8月21,22日に、中学校からの友人と大阪一泊二日の旅行に行ってまいりました。

中学時代の友人、というのはこのブログでも度々出てきたマイペースガールズ四人組。
中学校の修学旅行でもっと気ままに回りたい、とのんびり歩いては置いて行かれた四人組で、その時からマイペースガールズと命名
その結成時(?)に、もっと気ままに、いつか四人でのんびり旅行行こう、と言っていたものがようやく実現したのが今回の大阪旅行。
他の子が準備でバタバタとしてくれて、私はついていくだけ、っていう非常に申し訳ない事態だった。

まず大阪の駅の広さにうわああと圧倒される。あとビルの高さ。元々そういうの触れる機会がないから苦手だったのだけれど、尾道に来て悪化。
すぐに広島シックに。
でも何故か大阪なのに大阪駅のあちらこちらに「おしい!広島」のポスターとかのぼりがあって。広島はずっと「おしい」でいい。「おいしい」にならなくていい、とか思ったりしつつ。

ホテルに荷物を預けたら海遊館。念願のジンベエザメ!!
マイペースに回りすぎて時間がなくなり後半ろくに見ずにうわああって走ったり。そのあと通天閣まで行ったけれど外見を見たら満足、という。
そこに行くまでに通天閣前の商店街で食べたうどんが美味しかった。粋なおばちゃんの月見うどん230円。
関西は味薄くて美味しい、と聞いていたけれど本当に美味しかった。おダシがもう!「うるめ・こんぶ・かつお・さば・煮干し」からとっているとのこと。うわあ。
美味しかったけれど、麺は讃岐になれてしまったのでそこだけちょっと物足りないなあ、とかわがままなことを思いつつ。


大阪の暑さにやっぱり軽くダウンする子も出て、一時間ほどホテルで休む。
本当にベッド並んだだけの小さなツインの部屋だったけれど、楽しかった。マイペースガールズならなんでも楽しい。
じゃんけんで決めた部屋割りは一番一緒に行動のすることのない子と同じ部屋に。
修学旅行の時には私だけ班が違って、3人とは別室だったので新鮮だったのだけれど、同じ部屋になってみて、いつもちゃきちゃきしているその子が、部屋の中では私同様ぐうたらなことが判明。
ほっこりしちゃって寝たい寝たい、寝てる時が一番幸せ、枕に頭乗せたら終わりだみたいな会話しかしない。
隣の部屋の残り二人は動くのが好きな子たちだったので、部屋割りを間違ったんだか成功したんだか、と苦笑い。
寝る時以外は結局4人一緒の部屋にいるんだけれど。

休んだ後は大阪梅田を軽く回る。
大阪駅付近の百貨店で、小さいアクセサリーコーナーがあって。
普段ピアスばっかりでイヤリングって数がないしデザインもあまりないのにイヤリングも可愛いのをずらっと並べてあって同室の子とかじりついたり。
こんなん他でどこにあるんかわらかんけえ買いたい!とか言いながら。
そして買ったのが写真のアリス。シルバーじゃないのを初めて買った。

前日誕生日なメンバーが居たので、そのままケーキを買って帰り部屋でもぐもぐするも、ザッハトルテのはずが食感はチョコブラウニーだわ、想像以上にブランデーの味がきついわでまた一騒動あったのもまた思い出。
私の部屋は2分とたたずぐっすり。でも一時間交代ぐらいに目が覚めつつ。
隣は2時までうきうき話してて寝不足、という結果に。

二日目は初のUSJ!
開園時間前についたのにすでに開園していて人がすごい。
ダッシュで向かったスパイダーマンも100分待ち。
ディズニーランドみたいにアトラクション多くないのでどこいっても混雑。
結果私が乗ったのはスパイダーマンバック・トゥ・ザ・フューチャーのアトラクションのみ。
同室の子ともう片方の部屋の一人がその後ジェラシックパークのジェットコースターに100分で並び、乗ったけれど、その間に私はジェットコースター苦手な子と買い物にぶらりぶらり。並ぶのに限界でサンダルに疲れて足が痛かったので真っ先にスパイダーマンのビーチサンダルを買って履く、って事態になった。
それでもアトラクション楽しかった。
スパイダーマンはキャーキャー言って乗り物苦手な隣の子と両手を握りながら。
バック・トゥ・ザ・フューチャーはケラケラ笑いながら両手を両隣の子と繋ぎながら。
どっちもすっごい楽しかった。もう一回乗りたい、ってすぐなる。
スパイダーマンが3Dで度々襲われるのだけれど、その時にみんな自分の方に来る、って思うから、咄嗟によける方向が違って、隣の子と頭ガツンとぶつけたりしたのも良い思い出。

そんなUSJの余韻に浸りつつも疲れていたのもあって時間に余裕を持って帰った帰り。
帰りの新幹線の中が一番楽しかったと言っても過言ではないぐらいに楽しかった。
疲れていたけれど、新幹線乗ったらあとは慣れ親しんだ広島だから、っていう安心もあってかテンションがみんなおかしかった。
ひとりがムービーを撮ってくれてそのムービーを見返し終えたら丁度広島、っていう。
私もテンションMAXだったのだけれど、そのムービーを見て、今まで自分が無表情とか言われたり慣れないと表情が読めない、といわれた所以が分かった。
他の人と比べて表情の動きが少ない、というか、喋りといい表情といいそんなにハイテンションに見えなかった。
そうか、こんななのか、としみじみ。

広島に降りたときのほっとした、っていう感覚がすごかった。小さくて閑散とした駅にほっとするんですよ。
疲れたけれど、そうやってハイテンションで終わったので余韻がすごかった。

正直旅行ってずっと一緒に居るから仲こじれることも多いよ、ってのも聞いていたのでそうなるのかなあ、と不安半分で行ったのだけれど、全然そんなことなく。
多分皆それぞれにちょこちょことイラッとした場面はあるんだけど、もうそういう人だから、っていうのを知っているからそこで飲み込む、っていう選択をしている気がする。
そして4人だから、そういうイラッもちょっとずつそれぞれに消化してるんだろうなあ、っていう印象。
でも、全部大好き、ってならなくても、それぐらいが居心地いい気がする。
それぐらいでいい。それぐらいがいい。


旅行終えて、短期集中講義で帰ったら、家族含め、居心地がいい、気心しれた仲の人と離れた寂しさが無性に募る。
大学そのものは楽しいのだけれど。
せっかくだから、今まで大学ではアクセサリーつけなかったけれど。
買ったイヤリングでもつけて、糧にして、また二週間頑張ろうかな、と思いつつ。
幸せは後ろを向くためじゃなくて、今を前向きに生きるためにある、とある漫画で読んだので。

そう上手くいくことばかりじゃないけれど、せっかくならそう考えた方が楽しいので。

この夏の幸福を糧に。


野火でした。