エンジェルフライト

お風呂から上がったら、池上彰に教えたいニュースだか何だかをやっていて。

「上がったよー。」とリビングに入ったら父君が「丁度良かった。これこないだ読んでたやつじゃないか?」ってテレビを差したら、丁度エンジェルフライトの元・・・というかインタビュー先のエアハースのことで、エアハースの代表の木村利惠さんがスタジオに来られて池上さんと対談する、とのこと。

慌ててメガネをかけて見入りました。

最初は本で見た人が出ている!!と感動し、それから身を粉にして働いていらして、ただでさえ忙しい方をこんなテレビなんかに引っ張り出していいのだろうか、とちょっと心配になり。

それでも、木村さんの力強い言葉に、やっぱり胸打たれた。

本読んでも感動したのだけれど。

誰かの手を介していない。文字に起こした言葉じゃない。

その人の言葉、ってなって音で出てくる言葉に、やっぱり胸を打たれる。

文字がいい、音がいい、ってそんなことを言う気はないけれど。
人の手を介したものより、本人が表情を動かして、力強く言う言葉に心をより動かされるというのは間違っていないと思う。

どうしてそこまでやれる?という質問に、いい質問です、と返す。

もし、あなたが私と同じ技術や知識を持っていたら、役立てたい、と必ず思う。

悲しみを癒すためにやっているんじゃない。
悲しむということは、死を受け入れることだから。
きちんとお別れして、死を受け入れないと、家族は前に進めない。
だから、微力ながら、力になりたいと思って、私はやっている。


私の記憶を頼りに打つ言葉も、やはりその人の言葉には勝てない。
表情で語る、というものが、人間にはある。


こんな瞬間に立ち会えたこと。
大げさでなく、運命だ、幸せだ、と思う。


そんな信念をかけれるような、かけてしまえるようなものに出会えるように。

私も一歩一歩進もう。


野火でした。