最強のふたり

星の旅人たち、で完全に高校生活の映画は終わり、というつもりだったのですが。
耐えられなかったのは私より父で。

以前「天地明察踊る大捜査線を観に行こう」と言われて「いや、課題が」って断ったらすっごくへそを曲げたので、今回は「最強のふたり観に行こうよ」って言われて「うー、うん。」と答え、母が社内旅行だったので今回は弟も加わって3人で行きました。
勿論自分が観たかったのもあるのだけれど。

でも確かに評判通りよかったし、うんうん、と思ったけれど、個人的にはそんなに大騒ぎするほどの名作とは思えないなあ、という出来でした。
多分好みの話もあるのでしょうが、星の旅人たちのが好みで、星の旅人たちがとってもよかっただけに尚更。

まあやっぱり割と地味で、淡々とした映画でしたが。
主人公達を映画だから、やっぱりキャラクターとして確立するためにあえて性格極端にしているのだろうけれど、少なくとも私にはジョークとの境目がわからなかったのが一番キツかった気がする。
ここは殴りかかるほどに怒ったりしないのか、とひやひやするんだけどそんなことはなくって・・・っていうのが度々。
う、うーん。

あ、でも導入は中々凝ってておお・・・という感じ。
あと、音楽がすっごいいい役している映画だなあ、と。

話も全体的には良かったし、うん。
出来るなら、映画ならではのスクリーンに映える撮り方して欲しかったなー。
最強のふたりは家のテレビでも観れそうな感じ。
リアル・スティールしかり、星の旅人たちしかり、スターウォーズしかり、スクリーンだから魅せる、っていうのが映画の特権だと思う。

こうして書くと悪かったみたいだけど、あくまで好みの話で。
一度観るのは良いと思うし、観たこと事態に後悔はしてない。

シネツイン、サロンシネマに続き、八丁座をクリア。
椅子はシネツインが一番好きだけれど、八丁座は独特のオシャレな感じがあって良かったな。
永遠の僕たちを観に行った部長さんとずっと映画廻りたい廻りたいと言ってて。
受験終わったら一緒に来たいな、と思った。
カウンター席は一度座ってみたいね!!!映画でカウンター席って!!!


もうそろそろ受験。
父君が遊びたい(?)時期に入ってるみたいで「家に居てくれるんだったら浪人してくれてもいいなあ。」とこぼしていたらしいのでちょっと気が楽になりました。
浪人なんかしたら呪われるってぐらい怒られるかと思っていた。

まあ、行きたいから頑張るんですけど。

そんなこんなで、野火でした。


10.29