星の旅人たち

息抜きがてらと言いますか。
父と二人で、二人してずっと観たいって言ってた映画を観に行ってきました。
県で1箇所でしか放映してなかったけれど。
「永遠の僕たち」と同じ系列。前回はシネツインでしたが、今回はサロンシネマ。

原題は「The way」でしたが。「星の旅人たち」という映画。
そのまま「道」って付けなかったところが、良いなあ、と。

映画は淡々、そしてさらっとしていたのですが、役者さんがとても素敵で。
主演の方と、そして息子さん、同行するメンバーも良いのですが、その内のサラという女性が特に素敵。

話としてはとてもしっとりしたのを予想。涙ぼろぼろになるかと思ったら、しっとりなんですけれど、やっぱり淡々、さらっとしていて、最後にほろ、っとくるような。
最後の終わりはとても気持ち良かったのですが、好みでない人もいるやも。


この映画の最大の魅力は、映画だからこそ出来ることが、多くあったことだと思う。

映画とかの原作の本だとか、またはノベライズ化したものを読むのは嫌いではないのですが、これは、ノベライズ化するのは難しいんじゃないかな、と思った。
話としては難しくないのかもしれないけれど、映画と全く違うものになる気がする。
映像だから出来ること。
息子さんの話とか、回想とかは、本当に断片的で。
パズルの1ピースのようなものが繋がってゆくのだけれど。
そのさらっと挟むワンシーンって、文章では出来ないな、と思った。
そして、この映画を綺麗だ、と思わせるのは、大きなスクリーンで観る、西洋の建築物の造形美や、壮大な自然の美しさが入っていて、それってもう、本では出来ない、と思わされた。
それに、役者さんが、本当に“表情”で語る。
少しの皺や、視線の変化が、感情や情景を如実に語っている、という印象を受けて。
映像だからこそだな、と思った。

この映画を観たいと言ったら、あんまり周りに理解して貰えなくて。
私の周りには洋画見ない人多くて。
そんでもって「星の旅人たち」はマイナーだったから、あらすじ説明してもえー、という反応しか得られず。
残念だったのだけれど、父と観に行けて本当に良かった。
MONKEY MAJIKは楽しみだったのに結局一緒に行かなかったし。

1回の映画で1スタンプ。
5個溜まると映画1回無料、だったスタンプカードに2個目がついたけれど。
有効期限を見たら、私が受験を終わる前に切れてしまうので、無理なのだろうなあ、としみじみ思った。

高校生活最後の映画でしょう。
予告編とか見たいの沢山あったけれど。
まあ、父と観に行けたからそれも良いか、と。
思えば趣味は近いのに2人で映画を観ることはなかったな。

そんなことを感じつつ。


野火でした。





ちなみに、気になった映画予告編。

8.11