『銀の匙』の決意 後編
ようやく後編です。ようやく、と言うべきか否か。
後編だけ、読書カテゴリーではありません。
何故か。
私は、実は、「銀の匙」を、手にとって、そして予感を胸に家で読まないとか、登下校で読まないとか、そんなルールを破って読むべきだ、と思うと同時に、ひとつ、決意をしていました。
「銀の匙」を読み終えたなら、受験に本腰を入れようということ。
ついては、この「野火の箱庭」から、しばらく遠ざかろうということ。
結果的には、「<銀の匙>の国語授業」との出会いがあったのですが、それはやはり、中編で述べたように、延長線であり、延長戦の心境でした。
けれど、この延長戦も終わり、まだ部活でうだうだして、勉強に入れていない私も、少しずつ、色々なものを切り落としていこうと思います。
他の人のように積み重ねの無い私は、他の人より本当は努力しなくちゃいけないのを、怠ってきたから。
それなのにまだ部活から抜け出せず。
でも、それは言い訳には出来ないから。
「"What" and "if" are two very non threatening words,
but when you put them together,
they could haunt you for the rest of your life.」
− 『letters to juliet』
「“もし”と“あの時”は、それぞれごく普通の言葉にすきません。
けれど、そのふたつを合わせると、あなたを一生苦しめる力を持つのです。」
− 『ジュリエットの手紙』
例え失敗しても。“もしあの時”と、思わないようにしたい。
現時点で積み重ねの無い私としては、難しいけれど。
どうしたって、“もしあの時”と思ってしまうものかもしれないけれど。
それでも、どこかで、やったんだ、って思えれば。
それは小さな救いであるし、再スタートの土台になる気がする。
成績がまずい。
それで色々変えてたけれど。
内容で、やりたいことを見つけた。
勿論、オープンキャンパスなんかも参考にしなくちゃだし、最終的に間に合わなかったら、変えなきゃいけないから、どうなるかわからないけれど。
やりたい。
はてなは、とても好き。大好き。
だから、離れられないなあ、って思って。
ここまで来たし、私も離れたくない。
だけど、その大事なはてなと距離を置いてでも、頑張らねばならない時期に来たと思うし(実際遅いぐらいかもしれない)、頑張る目標が出来たから。
「All our dreams can come true.
If we have the courage to pursue them.」―Walt Disney―
「我々の夢は全て叶えられる。夢を追いかける勇気さえあれば。」
これにも、胸を打たれたのですが。
かなり、厳しい台詞だからこそ、ストン、と自分の中に落ちた気がします。
勇気っていうのは、言い換えれば、覚悟、なのかもしれないと。
本当は、また、一周年の時みたいに、挨拶しようかとも思ったのですが。
それじゃあ、半休止っていうか、辞めてしまうみたいだから。
すみません、しません。
休止、じゃなくて、半休止、なのは、何かあったら更新するかもしれません、という。
意味無いじゃん、逃げ道作ってどうすんだよ、って感じるかもですが。
ずっと、思ったこと、感じたこと、考えた青臭いこと、嬉しかったこと、いつしか、そういうのを残す手段になって、私自身が、ここに残しながら、頭を整理するようになってきたところがあった。
実際、ブログはぐちゃぐちゃでしたが、私の中では。
だから、何か、本当に、書きたい、ってことを書きとめて置かないのは、それは本末転倒な気がして。
自分が後悔したくないから、はてなから遠ざかるのに、それで書けなかったことを後に“もしあの時”って思ったら、それは、ね。
いかんせん、人間は、忘れる生き物ですから。
つまりは、本腰入れる宣言して、喝を、っていうのと。
更新が停滞に停滞を重ね、皆様のもとをお邪魔出来なくなるというお話。
まだ、半年以上もありますが。
もし、待っていただけるようでしたら、幸いです。
・・・訂正。待って欲しい、だなんて、おこがましいです。
私が、勝手に、お邪魔します。
その時に、思い出していただければ、それで幸せです。
そこから、また、しょうがないなあ、って思っていただければ、それがこの上ない幸せです。
大変、身勝手な話ですが。
まだ初めて二年にもなりませんが。
最初の頃は、漫画とか、野球とか、そのへんが主流だったのが、次第に本に移行し、その内思ったことを吐き出すようにもなりました。
そんな青い私にも、温かく接して下さる、優しい方々に囲まれて、私は幸せ者でした。
最後の喝に、一応、宣言、しておきます。
ずっと、歴史分野に進みたい、と思っていましたが、私は結果が好きなのか、研究が好きなのかわからなくなって、研究が好きなわけではない気がして、ずっともやもやしてました。
新たにゆれていた分野を、明かしますと。
市立尾道大学の、芸術文化学部の、日本文学科。
ゼミの関係もあって、日本文に力を入れるのは当然のことながら、創作活動が盛んな、歴史ある学校です。
文芸部の、延長線を、行きたい、と、浅はかな考えではありますが。
将来職に、とかではなくて。
ちゃんと、一度日本の言葉の文化と向き合って、自分がどこまでやれるのか試してみたいな、と。
そしてそういうのを生かせる職に進む気はないけれど。
そういう何かに打ち込んだ日々や姿勢を、社会で恥じぬものにしたいな、と。
そんな風に思って。
先述した通り、やっぱり、成績もあるし、定員が少ないから厳しいものではあるし、親とも、塾の先生にも言えてないのでなんとも言えないけれど。
私が、今一番胸に秘めているのは、ここなのです。
と、それだけ。
でも、とにかく。進路はどうあれ、結果はどうあれ。
“もしあの時”と思わぬよう。“夢を追いかける勇気”を。
ではでは、また、いづれ。
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どこかの、記憶の片隅に。
野火でした。