奔走記 part3 再会編 前編

用事があったので、日付をまたいでしまいましたが、文化祭、奔走記ラストでございます。ちなみに今日は文化祭代休です。用事に関してはまた次の記事で。

さてさて、ずっと再会、再会と書いておりましたが、じゃあ誰なのだ、という。

実は、小学校の恩師であります。
小学校5,6年の時の担任の先生でした。

会うのは実に4,5年ぶり。

お手紙のやり取りはしていたのですが、直に会うことは、先生が転勤されてからずっと叶わず。
けれど、私の通っている高校は先生のご自宅の近くということが去年発覚。
一昨年はまだ吹奏楽だったので全然でしたが、去年文芸と茶道ということで、先生を文化祭にお誘いする手紙を出すものの、ハプニングと、用事が重なって来ていただくことは叶わず。

今年も無理だろうか、とお誘いしたところ、幸いにも足を運んでいただけたのでした、という事態にございました。

去年は、今年より文化祭食品のチケットの先行販売が早かったので、先生のお茶席のチケットも同封してお誘いしたのですが、今年は遅かったので同封出来ず。
来られたら渡そう・・・と思っていたらひょんな時に気付けばもうお茶席に入ってらしたので、渡せず終わってしまいました。申し訳ないかぎりです。

もう小学校の頃から大好きな先生で。

3席目になるお茶席の準備をしていて、私は水屋と言って裏からお菓子とお茶を出す係だったのですが、その時お客様に説明したりして進行を務める主人役を、部長がやるはずで、それが本人が声が出ないとかで後輩に代わり、その後輩が来ず。

来た?と言われて、いや、来てないですねー・・・と顔をのぞかせたら、客席に先生が。
ばっちり目が合って、もう準備とかあって、高校3年にもなって、きゃーって、両手を振りながら(この時すでに他のお客様も何人かいらして、私は浴衣だった)先生ときゃっきゃと。

私は(おそらく先生も)何も考えずにやったけれど、高校三年生と50過ぎの女性がそんな真似をしている光景はとても異様だったに違いない。
親子にしても歳離れてますからね。私の父君は先生と同い年ですが。
いや、親子でもそんなんしてたらえ、ってなりますね。

先生は文芸部にお邪魔したところだったようで、同じく小学校から一緒の茶道と文芸を一緒にやるNから私が茶道部に次水屋で入ることを聞いて部誌を貰って来たのだとか。

お茶席終わったらもう一度じっくり文芸部に行くわ、と仰られたので、私もこれ終わったら文芸部に行くのでご一緒しましょう、と別れて水屋に戻る。

もうテンションハイ。

しかし、水屋に戻るも、主人の子が来なかったので、結局私が急遽代打の代打で入ることになる。
私は最後のお点前で主人初挑戦予定だったのでとんだ番狂わせでした。

しっかし・・・緊張する・・・と結構に間違えながらやりましたが、主人なので、最低限が伝われば、と何とかしていたのですが、part2でも触れたハプニングが発生。
これ、何かと言いますと、一番最初に点前が点てたお茶をお出しする正客の方が、お茶碗を渡したところまでは良かったのですが、こぼされてしまい。

お召し物の上だったので慌ててお茶碗を下げ、水屋からタオルを貰い、その出したお茶碗は水屋でお茶を立て直して出してもらい、点前にはもう一服立てて貰おう、と別のお茶碗を貰い、そんな立て続けに点てたことない2年生に、この手順で点てて、とお願い(半ば命令)する。

しかもそれで立て直したかと思ったら、水屋が先にお茶を出し始めるという。
基本的にはお点前が点てたのをお客様にお出しして、私が指示を出してからなのにあわわわわ・・・となりまして。

どうしようかとも思いつつもひっこめと言うわけにもいかず、急遽「点て出しにて失礼いたします」と先に言う。

そして新たに立てたのを正客様に出して立て直すはずが、正客様に最初のお茶碗で来られてしまったので、点前がもう一度点ててくれたのは、別の人に出す。
困り顔の点前に、あの人が飲んだら本来正客にするお味を確認する台詞を投げかけてくれ、という無理難題を押し付ける。

本来そのお茶碗の説明をせねばならないのですが、替えのお茶碗はそんな大層なものでないので、当初の水屋で立て直してもらった正客様のお茶碗の説明を順序を無視して、飲み終わられた辺りでする。

このへんでもうあとは流れに戻らざるを得ない状況までどうにかこうにか持ってくる。

正客様の後ろに恩師の先生がいらしたのも何とも言えず。

いやあ、しかし、抹茶こぼしたのはまずかったなあ、とずっと気になって。

お点前終わったら本当はすぐに出口でお見送りせねばならないのだけれど、先に正客様の方に行ってしまい。
すみません、とか、火傷はございませんでしたか、という私に、「抹茶ぐらいでは火傷しないわよ」とか「もう帰るだけだから大丈夫よ」とおっしゃって下さるその方が講師の先生のお母様だったということは後々知る。
しかもpart2で書いたクラスのカキ氷行ったら来られて、大変申し訳なくなる。
そこらへんの気のまわし方がいかにも講師の先生の血縁。

その後ようやくお見送り。
お見送りでも先生ときゃっきゃっと話し、先生から手を握られてちょっとした訓戒も頂く。
立派になって、とか大きくなってとかだったのに、つらいこともねえ、ってそういう 笑
では、私も文芸部に参ります、ということで一度見送ると、点前の後輩がぽかーんとして「今の誰ですか。」というから「小学校の恩師です。」と答えると「まだ接点あるんですか!?」とびっくりされた。無いですか、そういうの、とこちらがびっくりする。

てか、ハプニングが長くなったので、ここまでを前編ということで、後編はpart4にします 笑

誰だラストとか言ったの。