修学旅行記 4日目

いよいよ、最終日の話。

大人の流儀

大人の流儀

本を読みきってしまって、どうしようかと思っていたら、荷物を送る際に、もし本を持って行くのを忘れたら、とポケット部分に本を忍ばせていたことを思い出す。
勿論、父君。

友人からは「本を忘れたら、と準備する意味がわからない。」と言われた。

伊集院さんの本は始めてだったのだけれど、上手い具合に毒気のある文章で読みやすかった。
ああいうの、若いうちに読むと面白いのかも。
多分、もっと年を取って読んだら、かなり印象違うんじゃないかな。

さて、最終日は荷物をまとめて送ってから、朝食。

バスで移動。
4日目はHさんではなくKさんというまた変わり物の男子が。
マイペースだけどゆっくり寝てくれる方だったので私も思う存分本に集中出来て。
あ、でも話したら意外と面白い方でびっくりでした。

その後は小樽で再び班別研修でした。

さて、修学旅行に行く前から決めていた当初の目的がここで発揮されるわけで。
それは。

小樽でオルゴールを買う!

と、いうこと。

お小遣いを腕時計なんかで虚しくも使いながら、あらかじめ大体の値段を調べておいて、オルゴールだけは買えるように、と思って。

元来オルゴールとか好きなのですが、小樽はオルゴールと硝子細工が有名で。
調べたら、結構クラッシックな曲も置いてあるみたいなので。
お店まで決めているわけではなかったですが、それでも小樽ではオルゴールを買おう、と。

ところが、オルゴールを探し、歩く間によった硝子細工のお店で、醤油差を発見。
実は、小樽はこの醤油差も有名で、液垂れしない、という売りだったのですが。
サンプルを使うとこれが本当に漏れなくて。

私の家は二世帯住宅なのですが、よく夕飯でお世話になる祖父母の家の醤油差が液垂れがひどいことを思い出し。
急遽思いたって不精者の私がお土産を買うことに。

恐いし、飛行機の手荷物になるので、送ろうかと思ったら、何と割れ物は保障量が高いので広島まで送るには商品と同じぐらいの値段の送料がつくと言う話。
なので、飛行機でも平気なぐらいの梱包をお願いし、リュックの中へ。

さて、辿り着いたオルゴール館はと言いますと。
一面オルゴール!!!素敵過ぎる!

小さな硝子細工の人形の回るオルゴールとかなり迷った末、値段は高いけれども、ミラーの付いた小物入れになる箱型のオルゴールにしました。
しかも箱の色と、オルゴールと選べるんだ。
オルゴールは30種類以上。

でも、あらかじめ、2つの選択肢に絞ってたんだ。

美女と野獣」(Beauty and the Beast
   or
「虹の彼方へ」(over the rainbow

どっちも大好きで。
あ、虹の彼方へはオズの魔法使いです。
いいんだ、これが。

視聴のとこですっごい迷って、散々友人を待たせた挙句、虹の彼方へになりました。
オルゴールで比べると、こっちのがちょっと華やかなんだ、曲が。
音が多くて。


そして、お昼がわりに食べたガイドさんおすすめの爆弾焼きなるものがとても美味しい。
たこ焼きをソフトボールサイズにした感じなんですけど。
たこ意外にもイカとか、天かすとか、きのことか、海老とか、ネギとか十種類ぐらいの具が入ってて。
言い方変えたら、お好み焼きを丸めたみたい。

友人はレギュラーのソースで、私は照り焼きを頼んだら、照り焼きが甘くて正解。
また食べたいなあ・・・。

あ、ルタオではアイス食べたよ!チョコ高いから 笑

名物だからね、やっぱいっとかないとね。

さてさて、そんなわけですぐに飛行機に乗っちゃうわけでして。
行きは黙々と本読んだんだけど、帰りは途中で終わってしまってうつらうつらしつつ。

行きは順番にチケットを配ったので出席番号で席が決まってましたが、帰りは担任がシャッフルしながら配ったのでどきどきでした。

でもまた翼の横の窓際で。うきうき。
しかも隣はバスで3日目にご一緒したHさんでした。

飛行機苦手みたいで青い顔して喚かれておりましたが、何とか。

飛行機降りる時、わざわざ「○○高校の皆さん。修学旅行お疲れ様でした。この体験が、皆様の日々を、より一層素晴らしいものとされることを願っております。」って、アナウンスしてくれたのはすっごい嬉しかったなあ・・・。

そういうのって、素敵ですよね。

帰りのバスは本なかったのでひたすらぼんやりしたり、Kさんともそもそと話したり。

話したり、って言っても、後ろの男子が大声で合唱している「旅立ちの日に」を妙に綺麗だなーとかその程度でしたが。

ともわれ、私は無事学校に着き。

家に無事帰り。

ただいまーと言って。

夕飯に味噌汁がないことに涙しながら。

お土産話を、したのでした。



無事、4日間の記録終わり。
もう、駄目かと思ったけどね。

自己満足ですが、達成感。

ではでは、ちょーっといい事があって、テンションのおかしい野火でしたー。