修学旅行記 3日目

かなり長いこと放置していた修学旅行記。後半2日間です。

新装版 歴史を紀行する (文春文庫)

新装版 歴史を紀行する (文春文庫)

1日目に買った本。

司馬遼太郎さんの紀行は初めて読んだのですが、面白い、面白い・・・。

さて、3日目は早めに起きて、荷物をまとめて朝食です。
ホテルを移るので、朝食前に準備して、もう出れるぐらいに着替えてから。

朝食の後に荷物をバスの運転手さんにお願いしてバスへ。

1日目、2日目は大丈夫でしたが、やっぱり私がひとりでいち早く坐ると、男子が余るのはまずかったようで。
先生のお触れが出て、ある男子が「野火さん悪いけど隣坐るよ」とおっしゃってきました。

私は別に何でも良いのです。
男子の群につっこまなければ。
元々女子といないと、って思うタイプでもないし。

「読書組ってやだよね」と、言いながらそちらも本を開かれるので楽なこと、楽なこと。

最初はバスでの美瑛観光です。

というわけで、バスでの移動時間が長く。

読書時間も長い・・・と、思っていたら。

バスレクとなりました。

ガイドさんが「初恋ゲーム」なるものを。

本が読みたいのにな、と思いながらやるとこれが中々に面白いので。

ここに記載しておきますね。

まず、20のことを順番に書いていきます。
どうぞ、や、はい、等はそのまま書いて(番号でいうと1、3、16、17、20)他は自由に思うものを書きます。

1.どうぞ

2.自分の名前

3.はい

4.そのバスに乗っている異性の名前(多分その場に居合わせる異性の名前で良いと思います。)

5.嫌いな生き物

6.好きな同姓芸能人

7.1〜7までの好きな数字

8.好きな場所

9.嫌いな食べ物

10.好きな日付

11.嫌いな場所

12.自分が今まで持たされたことのある最高金額

13.1〜10までの好きな数字

14.聞いたら笑ってしまう名前

15.はいorたぶんorいいえ

16.とっても

17.死にたいくらい

18.嫌いな言葉

19.蛇と遭遇したときに自分がとる行動

20.どういたしまして


これを何かにメモしたら、ガイドさんとの会話となります。
ガイドさんが様々な質問を順番にしてくるので、番号の順番どおりにあらかじめ書いた回答をあてはめてゆきます。

その内容が。ガイドさん

Q.これから質問してもよろしいですか?
A.1

Q.貴方のお名前を教えてください。
A.2

Q.貴方には今お付き合いしている人が居ますか?
A.3

Q.それは誰ですか?
A.4

Q.その人は何に似ていますか?
A.5

Q.貴方は何に似ていますか?
A.6

Q.1週間に何回ぐらいデートをしますか?
A.7

Q.その人と初めて出会ったのはどこですか?
A.8

Q.その人から贈られたプレゼントは何ですか?
A.9

Q.結婚式はいつ?
A.10

Q.結婚式はどこで?
A.11

Q.予算はいくらぐらいなのですか?
A.12

Q.子供は何人いますか?
A.13

Q.子供の名前は?
A.14

Q.それは本当に貴方の子供ですか?
A.15

Q.今幸せですか?
A.16

Q.どれぐらい?
A.17

Q.プロポーズの言葉は?
A.18

Q.キスされたらどうしますか?
A.19

Q.ありがとうございました
A.20

と、いった感じ 笑
何人か発表されたのが面白かったです。

私はちなみにお隣が男子だったので、名前を許可をとって拝借。
隣が男子で良かった、と思った瞬間 笑

私の結果はというと、番号だけ書くので、興味あったらあてはめてみてください 笑

1.どうぞ
2.野火(勿論本名入れましたけど)
3.はい
4.Hさん
5.ヤモリ
6.蒼井優さん
7.3
8.萩城下町
9.アスパラガス
10.11月15日(龍馬さんの誕生日であり、命日)
11.昆虫館
12.4万ぐらい
13.6
14.岩鬼正美
15.たぶん
16.とっても
17.死にたいくらい
18.新撰組っていいよね!
19.遠ざかる
20.どういたしまして

・・・とにかく、何これ、ってなったことだけは確かです。
友人には8、11、14、18のチョイスを激しく後に突っ込まれました。
別におかしくないチョイスだと思うのですが。

あ、嫌いな場所(=結婚式の場所)で「職員室」と回答した方が居て、なるほどな、って思った。


さて、それがひと段落すると、また本に戻ることが出来。

長州あたりはうきうき読むのですが、薩摩あたりになると、先ほどの18の回答からもわかる通り心の狭い私としては複雑なものがありまして。
どうもそのへんのニヤニヤとか、ギリギリした感じが顔に出ていたようで。

隣の男子に「何百面相してるの?」と言われました 笑


美瑛は少しだけ降りて、自由に見て回れることに。
皆がわーって降りて写真とったりしてるのから離れて、綺麗な花をちょっとずつ撮ったら、ここでの写真は家族からも評判よかったです。

景色を撮ろうとしたらシャッター押した瞬間にとんぼがフレームインしたのはびっくりした 笑

さて、綺麗な硝子細工のお店があって、これがこじんまりとして綺麗で、そのご主人が育てていると思われる花も綺麗で。
わーっと眺めて撮っていたら意外な方に声をかけられ、ごいっしょにご主人さんのお話を聞くとともに中を見せていただくことに。

誰かと申しますと。


教頭先生 笑

「お話聞かなきゃもったいないよ、こういうのは」と仰って一緒にご主人さんに「こんにちわー」と。

広島から来たんですよーって話と共に、「この花は育てていらっしゃるんですか?」とか「この花はなんですか?」とか。

一面に広がる小さな黄色の花がひまわりと聞いてびっくりした。

もっと大きいのかと思っていたら、ラベンダーの時期が終わったから、土の栄養の調整のために、小さな種類のひまわりを植えるのだそう。

ほほー・・・と。教頭先生と共に 笑

よく職員室に部室の鍵の関係で出入りしたりすることもある関係で教頭先生には顔を覚えていただいていて、茶道部関係でお話することもあり。

元々教頭先生は大好きなのですが。

女学生が教頭先生(けっこう年配の男性です)とぶらぶら回っているのは不思議な光景だったことと思う 笑

あとはバス車内から走ってる最中に狙い定めてパッチワークのような美瑛を撮ったのですが、本当に色のコントラストが綺麗です。

さて、美瑛を過ぎると、旭川に入って、旭山動物園に。
お弁当とお茶を配布されていざ、入園。

一緒に回ろう、と去年一緒のクラスだった子に誘われていて、茶道部の部長と、そのお友達も含め、五人とかで回る予定だったのです、が。

ゆっくり観たい派(私)と、さかさか行く派。
観たいものを決めてこういう順路で回ろう派(私)と、行けるところに適当に行こう派で、ぱっくり。

いえ、喧嘩したとかではなく、歩いていたら自然分裂して、結局はジャンプイラスト展一緒に行った子とふたりで 笑

でもそんぐらいのが気楽で良いですよね。

何故か広島の動物園にも居るであろうキリンを見たがる友人 笑

「カクが!」

ああ、ここでもワンピースなんですね?笑 とマイペースに。

早くお昼ゆっくり食べたこともあって、結構時間あっという間だったのですが、先に見るもの絞り込んでいたので、順路どうりにいったら見たいものは一通り観て。
アザラシ館でアザラシよりもスターウォーズのジャバのミニチュアみたいな生き物に反応する私 笑
あと、何か雰囲気がマスターヨーダに似たお猿さんが。

いやあ・・・でも、こういうところの動物って、どういう気分なのかな、とよく思います。
閉じ込められてじろじろ眺められて嫌じゃないのかな。
それともちゃんと食べ物が出て、天敵居ないからいいのかな、って。
どうなんでしょうかね。

ドリトル先生みたいに動物と話してみたいと思うけど、話してみたらどれだけ人間が嫌な生き物か思い知りそうで恐いな、って思う。


さて、その次は札幌まで移動してメインの班別自主研修。
班でわかれて札幌を3時から8時まで自由に周り、8時までにホテルに自力で帰って来い!・・・という、何ともいえない企画。

それをさせてくれるぐらい信頼して下さっている、といえばそれはとても幸せなことだと思うのだけれど。

さて、あらかじめ研修内容は予定立てるのですが、そんなもの知ったことか、というような私の班。
私と、女子二人の、3人班だったのですが。

最初はラーメン横丁で夕飯だった予定だったのですが、バスガイドさんのラーメン共和国が美味しい、という情報より場所を大きく変更。
南に下るはずが、北へ、北へといくことになりました。

予定通りにいったのは、時計台に最初行って、その後サッポロファクトリーなるものを訪れる、というところまで。

時計台は、旅行会社の方と思われる方に遭遇し。

広島から着ましたというお話をすると、「修学旅行だったら、白い恋人パークはいった?」とのこと。

「行ってません」と答えると非常に残念がられた。

「勿体ない!あそこはねー、人形とかからくりがすごくてね。一時間ごとにからくり時計から人形が出て、シャボン玉も出たりするんだよ。」と意気揚々と語ってくださいました。

お忘れでしょうが、1日目にちらりと触れた羊ヶ丘展望台
本当は他のところにも行けた、というのが、その候補地の中に白い恋人パークがありまして。

さて、その取り決めの際に参ったのが、私のクラス担任ではなく、副担任。
素敵な女性の先生なのですが、どうしても羊ヶ丘展望台のクラーク博士の銅像がみたいのと、他は行ったことある、というので、羊ヶ丘展望台に誘導するような紹介をしてくださいまして。
その中には勿論白い恋人パークにからくりがある話や、ましてやシャボン玉が飛ぶなんて話は無く。
残念なことに、私達はそんな情報知らずに羊ヶ丘展望台となってしまったのです。
いえ、それはそれで楽しかったから良いのですが、それでもやっぱりそう聞くと悔しいものがあるわけです。

時計台は時間の関係上、中には入らず。

サッポロファクトリーへ。
大きなショッピングモールのようなところだったのですが、レンガ館がとても綺麗で。
おおー!!と。

さて、そのあたりで私はお気に入りの鈴の付けていた、お気に入りの小さなキーホルダーの型の時計を失ったことに気付いたのです。
高校二年生にあがってから、腕時計とはまた別に、一年生の時に鞄に付けていた時計に綺麗な千光寺の鈴を付け、ポケットにいれてリンリンさせていたのになかったのです。

でも、腕時計は失くしたら本当に恐いので、持ってきておらず。
それでも班行動や、ホテルの長い自由時間を考えると時計は必須なわけで。

私はあろうことが、旅行先である北海道で、腕時計を買ったのです・・・!!!

以前ジャンプのイラスト展の時の写真の腕時計がそれであります。
可愛かったのですが。痛い出費。
安いの買えばいいんですけど、それにめぐり合ったのは大分後で。
早く時計を手に入れねばならぬ私は、サッポロファクトリーのレンガ館で2000円手前の時計を買ってしまったのです。

まあ、評判良かったし、様々な方から「野火らしい時計」と言って頂いたので、いいんですけど。

そして、その後は札幌駅方面に向かい、噂のラーメン共和国へ。

いいタイミングで言ったので、その中でトップという店に上手い具合に入れました。
空いてた、っていうより、丁度空いたとこ、って感じ。
・・・何故かトップが旭川ラーメンで醤油だったんですが 笑

でも、入ったら何と文芸部大集合でした 笑

坐ったら隣は副部長で。
編集長も別の席に坐ってて。

他のラーメンを見てそこまでの量じゃないなーと思って私は大盛り。
何故か班のお二人はハーフサイズに。
頼む前にどれぐらいか聞いたら、普通よりうちのラーメンは多いから1.6,7人分よー。とのこと。

・・・普通より多いか?と思いつつ、なら大丈夫かな、と大盛りに。

それだけ脅されたのにいざ来たらやっぱりそうでもないので、「あ、大丈夫そう。」と呟いてしまって。
カチンとこられたのかわからないですが、「意外と多いから大丈夫。」とのことでした。

いやあ、しかし。
修学旅行で、自分は人より食べるの早かったんだ、とうすうす実感してはいたのですが。
副部長(男子)に目を丸くされながら頼んだ大盛りと、女子お二方のハーフサイズが一度に来て、同時に食べ始めた・・・のに。

・・・何故かかなりのリードを持って私が早く食べ終えてしまうという事態。
あっれー??笑
びっくりされましたけども。すくっても麺ないんだもの。
あ、でも美味しかったですよ。

さて、その後はプリクラせっかくだからーって撮った後、ホテルへ。
結構早かったので、途中セブンイレブンによって買い物。
私は大きなみかんゼリーを購入。
セブンの大満足みかんって美味しいんだ!!

で、早めにホテルに入ったので、二人部屋だったのですが、その広いところを暫くひとりで占領。
何故か部屋に入って真っ先に冷蔵庫にみかんゼリーを入れる不思議 笑

そして、同室の子が来るまでにちゃっちゃと着替え、そして本に没頭。

すごいんですよ。
片側に肘置きがついてて、さらに足の延ばせるソファみたいなのが窓際にあって。
これ欲しいなーって思いつつ 笑

同室の子が来たら、少しロビーに降りて、買い物。
飲み物と、かわゆいペットボトルカバーを購入。

そしてお風呂先いいよー、私、ちょっと下に降りてくる、という同室の子のお言葉に甘えてお風呂に。

上がって暫くすると、その子も。

そしてその後長い自由時間となり、その子はまた富良野と同じように別の子の方へ行くというので、部屋を再び独占して本に没頭。

楽しい・・・。
司馬さんって意外とまっすぐですけど、茶目っ気もあるんですな、と思いつつ。
買って良かったです。

程なく読み終えると、上手い具合にゼリーが冷えてて 笑
テレビ観ながらゼリーをホテルで食べるという優雅さ!

・・・親曰く、出張したサラリーマンみたい、と言われましたが気にしない!!

そして、ゆーったりした後に友人が帰ってきて、むにゃむにゃいってる私を叩き起こして点呼 笑

やっぱりここでも、疲れ切って、私はすぐに眠りにおちたのです。

・・・ベット良かったしね!笑