森絵都さん
試験期間に入ったというのに、いつものごとく集中力も危機感もありません。
さて、恒例の・・・まあ、更新しない日もあるし、しないのが正しいのですが、何だかんだで更新している時の方が夜中起きる確率が高いので、そういう意味で、試験期間中の更新内容について・・・。
動画とか、バトンとかでぶっつぶしてましたが、バトンは思いのほか時間を喰うので。
今回は燈火親しむ!ついでにいうなら試験期間で本が一切読めない鬱憤晴らしも兼ねて好きな作品、作家さんあたりでいこうかと。思います。
やってる本人以外誰も楽しくない企画だけれど良いのさ!(●´-ω-)b
人間自分が楽しいのが一番です。健康への第一歩!
人に喜ばれるっていうことほど難しいことはないさね。
そんなわけで、第1回は森絵都さん。好きだ好きだといいつつ、そういやここで出した記憶ないなあ・・・と。
実は私もそんなに作品を読破しているわけではないのですが、ひとまず読んでいるのは。
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ショートトリップはマイナーですが、借り物競争と、お土産の小話がとてもツボでした。フセイン大統領の恋文!!!笑
・・・「DIVE」とか「風に舞い上がるビニールシート」とか、読んでないのです。まだ。
さて「カラフル」なんかは同世代でも読んでいる人多くて、私の周りにも知っている人多いのですが。
ちなみに私は恩師のおすすめで小学校5年生で読みましたー。
中学、高校と読むと、また違ってくるんですけれど。
実は私は「カラフル」より好きな作品が二つありまして。
ひとつめは「つきのふね」
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これはまだ読んだことは・・・みたいな人が周りにちらほら居ます。
好みーという人にはまだ残念ながら会っておりません。
どことなーく、暗いですしね。
暗いって、思いではなくて、水面下の狂気とでも言いましょうか。(失礼ですが)
濃紺の中に朱の火を見る感じに近いのではないかしら。
森絵都さんの作品としてはちょっと特徴的やも。
私の母君なぞは万引きとかそういうのだめ!って人なので、受け付けないようでしたが。
私は勿論ダメ・・・とは思いますがそういうのは別世界じゃなくて、人間誰しも紙一重でぐらついてしまうものなのではないかな、と思っている面があるので、拒絶反応はないですね。
脆くて、弱くて、危なげで。でもどこかに紙一重の強さがあって、何だかんだで優しい登場人物達が大好きです。
最後の手紙は泣いたなあ・・・。
そして1番好きな作品が、「ラン」
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私は周りに未だにこれを読んでいて知っている、という方にお会いしたことがありません。
素敵な作品・・・とその度にお勧めするのですが。
カラフル・・・と同じ死後の世界にも触れるのだけれど、ちょっと違う。
今後の死後の世界は偶然入ってしまうもの。
そして主人公の世界ではない、というところがポイント。
そして「ラン」の名前の通り「RUN」・・・走るのですが、それもまた一癖二癖あって。
自転車で走り自分の足で走り・・・。
更に仲間が居るのです。
部活の爽やかな仲間・・・なんてものではありません。
己の目的も境遇もバラバラ、歳もバラバラな個性豊かなメンバー。
それも同好会。
嫌味なおばさんが居れば、美味しいビールのために走る若い女の人。頼りなげな料理人に、内気な女性、仲間を見返すという老男性・・・。
そこに若く、そしてどこか曲がったようで真直ぐな主人公。
死後の世界で、一番最初に消えていくものは憎しみや怨み、怒りといった負の感情・・・。
そんな設定に心を打たれて。
皆様も是非、気が向いたらお試しくださいませ。
森絵都さんの特徴である独特の中途半端・・・といいましょうか、物事の核心の手前で止まって、ぼかす・・・というよりかわす・・・???といった感じのエンディングさ加減。
森絵都さんの作品は好きだが、そのはぐらかされるかのような終わり方がいつもすっきりしない・・・という友人も居ましたが、私はそれが最大の魅力と思っております。
憧れです。主人公達が生きて終わる感じ。
では、今日は早めに寝ます。ではでは、野火でしたー。