福島

昨晩とても気になったニュース。

福島の花火打ち上げず 放射線恐れる声相次ぎ 愛知・日進
河北新報 9月20日(火)6時10分配信

 愛知県日進市で18日夜行われた花火大会で、放射性物質の拡散を心配する市民から苦情を受けた実行委員会が、福島県で製造された花火の打ち上げを中止していたことが19日、分かった。
 「にっしん夢まつり・夢花火」で、東日本大震災の復興を支援しようと、被災3県の花火を含め計2千発の打ち上げを予定していた。このうち80発が福島県川俣町の菅野煙火店の花火だったが、愛知県内で製造された花火に差し替えられた。岩手、宮城両県の花火は予定通り打ち上げられた。
 16日の新聞紙上の案内で知った市民から「汚染された花火を持ち込むのか」などと、電子メールや電話が計約20件、市に寄せられた。市や商工会で構成する実行委員会が福島の花火を打ち上げないことを決め、17日に萩野幸三市長に伝えた。
 市は「苦渋の選択だったが、市民が不安を感じる状況で打ち上げは難しい」と判断。萩野市長は「抗議が相次ぎ打ち上げられなかったことは残念。福島の皆さんには深くおわび申し上げたい」と語った。
 菅野煙火店の菅野忠夫社長(77)は「悔しい思いでいっぱい。福島から愛知に避難されている人も多いと聞き、花火を見てもらって元気づけたかった」と話した。19日に今後の対応を協議した市の担当者は「基準などはないと思うが、放射性物質を測定した上で問題がないと判断できれば、来年の花火大会で打ち上げたい」としている。

悔しい、悔しい、悔しい・・・の一言に尽きるのかな。
20件で何で・・・とも思うし、何で20件も・・・とも思う。

今も居るんだなー・・・って思うのもあるのかな・・・。

もしかしたら、他県の人からしたら過敏になるのは当然かもしれないし、人が嫌だと言ったわけではないのだから・・・と思ったりするけれど。

私がこういうのに特別過敏になって腹をたてるのは、やっぱり広島県民というところが大きいのだろうと思う。

理不尽な怒りなのかもしれないし、そう言われても否めないのだけれど。

放射線をなすりつけてやる・・・みたいなそういう態度のある方も、テレビで拝見した時にも腹は立ちましたが、あっちは怒りとか、呆れるとかで、こっちはもう悔しさばっかり・・・。

確かに、その意見を全否定は出来ないかもしれないのだけれど、それでも、それでも・・・!!
寧ろ、そこから花火を用意したことに賞賛はないの・・・って思ったり。
ダメなのかな、やっぱり、って思ったり。
ショックで、色々ネガティブに渦巻く感じ・・・。

何か大きなことがあった時。困難があった時。
文句を言うのも、不平不満を言うのも、怒りをぶつけるのも、弱音を吐くのも、只中の、内野の、当事者でなければならないと思う。

外野だけは、言ってはいけない
絶対に言ってはいけない、ならない、と思う。

それはあまりにも失礼だから。
そして、只中の人がいざと言う時に頼るものが、掴むものが、掴まるものがなくなってしまうから。

今は気丈かもしれない。そう振舞っているかもしれない。
けれど、どこかで立ち止まって、振り返って、弱音を吐けるところがないと、人間ってそういうものだと思う。
本当に強い人が強いんじゃなくて、弱さを持っていながら他人を思える人が強いのだと思う。
強さと弱さは紙一重で、強さだけの人間だなんていないと思う。

それでも頑張ろうとしている人の足を引っ張ることだけはしたくない。
その背中を指してあざ笑う人間にはなりたくない。

たった20件。されど20件。

広島と長崎から60年以上たつこの日本という国に。




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地球。

私は、好きだよ。