凛として
- 作者: 上田宗冏
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
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何と申しましょうか、素敵な題名だなあ・・・と。
凛、とした感じがありますよね。
いきなり何の話なのかと言いますと。
時間的には日付変更線またいでしまったのですが、本日、部長とのふたりっきりの茶道部の後、茶道の講演会のお手伝いに参加させていただきました。
幼稚園の関係者に、上田宗箇の16代お家元さまが講演なさる、というもの。
私は、講演後のお茶とお菓子のお運びのお手伝いでした。
高校生、中学生が手伝い、ということだったのですが。
私立が一校本日になってキャンセル。私の学校の茶道部にも声はかかったのですが、10人も部員がありながら、私しか出れなかったという。
そして他校では男子校の生徒5人でした。
実は茶摘茶会の折りにお知り合いとなり、文化祭にお手伝いにまで来て下さった同学年が男子校5人の中に居たのですが。
いやあ・・・人見知りなので知り合い居て助かった。
何だかとても気を遣っていただいたみたいで、申し訳なかったですが。
しかし、はた、と。
・・・これ、私は紅一点・・・????
水屋・・・と言いましょうか。裏でお茶を立てて下さっているのは、勿論先生方なのですが、お運びは私達のみ!!!
そして説明の際に男子校に教えられている先生がさらりと仰られました。
「貴方は紅一点だから、トップバッターお願いね。」
・・・。紅一点だからって何ですか!?と言いたくなる。
男子校は私立なので中学と継続してやってて経験豊富かもしれないけれど、私に至っては高校からどころか1年の秋からだからまだ1年も立ってないのにトップバッターとか大丈夫なの!?みたいな。
「女の子のが華があるからね。」
・・・そういうのはもっと華のある女子に頼んでくださいませ。
内心色々言いたいことありましたが、緊張を抑えていざ。
でもやっぱりみなさま不慣れな点は目をつむってくださいますね。
男子校の皆々様もサポートしてくれましたし。
何て優しいんだ・・・!!!
緊張すごかったですが、何だかんだで終わると楽しいのが不思議なところです。
ちょっとのろけみたいですが、1人のおじさまがお茶をお出しした際に「可愛いねぇ〜」と笑って言ってくださったのが嬉しかったり。
・・・私は見知らぬ大人からみればそう言われるのにクラスではダメなのだろうかとちらりと思ったり。
多分この「可愛いねぇ〜」っていう表記は標準語で読んだらセクハラ以外の何物でもないやもしれない・・・。
広島弁だとそんなことないです。
基本おじいさま、おばあさま、がゆったりとお茶を飲みながら孫を可愛がる言い方を想像してくだされば近いやも。(己は標準語にどういう偏見を持っているのか)
こういう広島弁が大好きです。
年寄りくさいとか、恐いとか言われますが。
・・・元がヤクザ言葉ですからそこは仕方ないですね。
女の子が居てくれて良かったわ〜と水屋でもおっしゃっていただき。
わー・・・って感じでした。
面白かったのは男子校5人。
あれですね。女子居ないと、女子は蝶よ、花よという扱いですね。
申し訳なくなるぐらいです。
椅子を出して座ってと言われて動こうとしたら「いや、女の子はいいよ。」とか率先して出してくださった挙句にレディーファーストでしたからね。
共学だったら間違いなく「こんぐらい運べるだろーが。」とか言われますね。
言われなくても思います。私、運べるよ 笑 金太郎やかんぐらい普段の部活で運んでるよ 笑
ありがたいかぎりです。現代の女子はちょっと態度がでかすぎるやもしれませぬね。
そういう扱いに恥じない大和撫子はいずこへ。
無論、私の内にはとうの昔に居ないのです。
いやあ・・・しかし。
先生にオレンジジュースはご馳走になるわ、お菓子はバンバンいただくわ、お出しして余った和菓子いただくわ、お家元の講演内容の本をいただくわ、先に引き上げてバスセンターまで送っていただくわ・・・。
申し訳なさと感謝でいっぱいでした。
私何の戦力にもなってなっかったというのに!!!!
上田宗箇は広島が拠点なので、いいですね。
いつか本業とはいかぬまでも、人に社会人や大学で教えられるぐらいになれると素敵だよね、と部長と話しておりました。
イベントの時にお手伝いに借り出されるぐらいには。
本当は宿題やれって話だったんですが、相変わらず危機感出ないので、行って正解。
こういうイベントは本当に経験しておくべき・・・とかそういう云々以前に楽しいですね。
また参加したいです。
ちなみに観月茶会の許しが出そうなので、またお月見の時期にお茶会行きたいなあ・・・。
本、じっくり大切に読もうと思います。
“凛とした”とよく言われる上田宗箇が大好きです。