里帰り

お盆なので、日帰りで祖父母と、叔父、叔母、いとこのいる母の実家へ行って参りました。

いとこ達が気付けばもう小学校5年生と2年生。いつまでも小さいような気がしてていたのですが、保育園実習のあとだったので格段に大きくなった気がしてしまいました。
そうだよね、弟も未だ小学校中学年のような気がしてるけれど中学校1年なのだから。

祖父母に会うのも、叔父、叔母に会うのも、少し緊張して(勿論、とても良い方々なのだけれど)苦手だったのだけれど、今回は何故かとてもほっとした。
案外話してみたら話せたからかもしれない。

極度の人見知りだから、社交辞令とかですませられない親戚みたいな遠いようで近い微妙な関係がとても苦手で、とても緊張する。

最初はいとこの面倒みる側だったけど、最近大きくなってからは、弟に委託され、私は大人組に進んで入ることも出来ず、宙ぶらりんに。
大体は、いってはひたすら寝ているというとんでもない孫であり、ろくでもない姪であった。
起きてる時は、父君と一緒に縁側で何か読んだりしてることが多かったのかな。
お互いに黙々と本読んでたりとか。
いわば、血筋で言えば父は余所者にあたるので、同じように宙ぶらりんだったのかも。基本的に私と父君の波長は同じである。

今日は父君が前半旧友を訪ねに自分の故郷に行っていたので、母についてたら必然的に祖母や叔母と話すことになって。

最初は話聞いてるだけだったけど、話かけてくれるから、ほっとして喋る。
そういうのが好き。

うんうん、って相槌打ちながら、笑い飛ばしてくれるところがほっとする。

叔母は時々話しては、趣味とか似ていると思っていたけれど、本当にそうだった。
数学の証明は眠くなるとか、日本史は壮大な物語として覚えていてうきうきするとか。以前にも「私も学生時代は坂本龍馬が好きだったわ」と言っていた。
ちなみに今も新撰組はアウトらしい。徳川は嫌いじゃないのに、なぜかしら、と。
AKBの子達がー・・・とか、ね。まず家では出ない。新鮮。
バクマン。の話とか、ね。いとこが集めているみたいで、1〜5巻まで読んで帰ってしまった。・・・本当に何しに行ってるの私。

意外だったのは叔父。
中々働いていて、話す機会がないのだけれど、いとこ・・・つまり、末の息子さんと、遊んでいるのを初めて見た。
可愛がってるんだなー・・・と。
しみじみ見ていたら、「男ばっかりで、ねえ?」と話かけられた。
「本当は女の子も欲しかったんだけどね。一人ぐらいは。こればっかりは、どうしようもないからね。」
・・・コメントにはつまったけど、子供好きなんだな、ってのだけはわかった。
あんまり知らなかったけど、そういう人なのね、と。
叔父さんに対しては、機会がないために、緊張感もひとしおで、ろくに話したことなかったので。
AKBだと、柏木由紀さんが好みらしい。(叔母様談)・・・何の話。
そして「松下村塾」は「まつしたむらじゅく」じゃないの・・・笑

結構二世帯の祖父母とで、相性が合わなくて色々思うところもあったりするから、尚更ほっとしているのかもしれない。

父方は、良い意味でも、悪い意味でも、長年生きてきて、古い日本を知ってる人。年長者としての言葉が聞ける場所。

母方は、普段会わないから緊張してて知らずにいたけれど。長年生きてて、だけれど、今の日本も見守ってくれようとする感じ。腰をかがめてくれて、目線を合わせた言葉を聞ける場所。

どちらもどちらでいいのだろうけれど。

私の性格とかもあって。家族だけど思うところもあるから。

だから余計に、びっくりしたし、ほっとしたのだと思う。

今回も相変わらず、縁側で新聞読んでる父君の横でバクマン。読んじゃったりしてたけど。

良かったな、って思う。行けて、良かった。

次も、そうであったら良いのに。


頑張って運転してくれた父君に感謝。
ピーナッツでチャーリー・ブラウンがペパーミント・パティに語る「幸せは車の後部座席で眠ること」は最初見た時から共感し、名言だと思ったけれど、本当にそうだと、こういうとき実感する。


愛してるぜベイベが1〜7巻全巻そろって350円。
定価で1冊買うよりも安い。
ブックオフでの衝動買い。

愛してるぜベイベ 1 (りぼんマスコットコミックス)

愛してるぜベイベ 1 (りぼんマスコットコミックス)


・・・あと一冊、というところで最終巻を取りに自室に戻ったらイニシャルGに遭遇して、夜中だから(基本的に昼間でも私はそうですが)声にならない悲鳴を上げ、母君も皆寝てるので退治も頼めず、虫は蝶ですら見るのも嫌、という私に退治が出来るはずもなく、硬直して、扉を閉めました。入れません、自室。
弟の部屋と繋がっており、さらにそこは台所と繋がっており、台所は色々繋がってます。
帰って早々きっちりと声にして悲鳴を上げたトイレのイニシャルG(母君が格闘するも取り逃がす)と同じなのか、違うのかご一家さんなのか。

今日、明日宿題やろうと思ってたのに自室に勉強道具も取りにいけないよ!!!!!

そういうわけで、とても嫌な話で終わってしまったけれど、要するにトイレにも行けず、自室にも恐くて戻れず、私は今日は椅子で寝なければならないのかしら、と思いつつ、野火でした。