ロシアの皇太子

本日は、コンクール2日前、ということで、友人Mと共に中学校の吹奏楽にお邪魔してきました。
宿題はしりません。そろそろ本当にまずいです。


曲目、どちらもいいなー。課題曲のマーチはいつも楽しいし、「ロシアの皇太子」セレクションはコンクールの常連さん!!!いつ聴いても楽しすぎる。


低音域が上手になっててびっくりした。
コントラバスのトップの子は、私が引退する頃には、大丈夫なのかしら・・・って思うぐらいだったのに、多分今だと、すぐに高校行っても大体のところでトップをはれるんじゃないかな、って感じ。
チューバ、バリトンサックスもしっかり吹いていて・・・。トロンボーンなんかも素敵でした。

私の時には、まだ低音は実力云々以前に人数も少なかったので、こんなに低音域がしっかり演奏してくれると、メロディーラインなんかは楽しいだろうな、と思う。クラリネット、本当に吹きたくなった。

勿論、気になるところはあるんだけど、今年は低音しっかりしてくれてるから、もうメロディーラインは乗っかっちゃって、楽しんじゃって、いい所だけかっさらっていっちゃうような役目になってると思う。
もうちょっと楽しんでウキウキ吹けばいいのに・・・と思いつつ。

今年はトランペットもいい音で結構吹く。クラリネットは、特別当たりではないけれど、私達の代と比べれば遥かに。

何より聴いてて楽しい曲を珍しく先生が選んだなあ、と。
最後の年にこれですか。私達の時には、本番1週間前ぐらいになってようやく楽しいと思えるような曲ばかりだったのに。

個人的には、コンクールとか大嫌いなんですが、マーチとか、大勢で派手な曲やるのは好きなので。

コンクールは大抵、2,3日前は緊張で大変でも、前日から本番にかけてはけろっとしているような感じだったなあ・・・としみじみ。

まあ、楽器が、ホールに強い子だったのもあるんですけど。
何故かホールなんかの本番ではさっ、とピッチが合ってくれる不思議な子でした。普段合わないのに!!!!

コンクール、私は苦手だったけど、やっぱり頑張ってほしいな。
結果は、あんまり問わないから、本番が1番楽しかったよね、って言えるような演奏だったらいい。

私達が、そうだったように。

何でだか知らないけれど、やたら本番に強い子が多かった。
「私が主役だ!!!!!」って子が多かった 笑

私も自信も実力もない子だったけど、吹くのは純粋に好きだったので、本番では我を忘れてバリバリ吹くような輩でした。


私が学校に顔出しても知り合いの後輩が居るのは、今年で最後。
さらに言うなら、顧問の先生も定年で退職すれば今年で最後。
やっぱり行っておきたかった。

先生が白内障・・・というのは私達の代からだったけれど。
どうも片方手術に成功したのだけれど、悪化してきたもう片方との差が大きくて、更に見えづらく、楽譜がぼやけるとか。
よく、振ってるなあ、と思う。
コンクールが終わったら、手術をするのだとか。

私の祖父が全く同じ状況だっただけに不安。結局祖父は、片目の視力は戻らず仕舞いだけれど。


本番先生のぼやけた目でも、生徒がいきいきと、指揮棒の先を見つめて吹いている姿が見れるといい。

そうであってほしい。

そう願いつつ、野火でした。


ちなみに、吹いていた課題曲。いつも最初は文句を言うけど、直前にはまる。

・・・確か、呪文と踊りは、とても古い曲で、まず吹かなかったのに、何故か私の学校が吹いた翌年から、再び吹く学校が現れ始めた。