読書感想文

クラスマッチ1日目。

さっさと家庭科も終わったので、本を読みきってしまいました。体力テスト再び!


家にあった本なので、もうすでに読んでいるやつではありましたが。

青い鳥 (新潮文庫)

青い鳥 (新潮文庫)

重松さん好きなんですけど。初めて自分で購入した重松さんの本。
図書室で大きい装丁の物を買って惚れてしまった直後に運よく文庫化していたのです。

青い鳥

青い鳥

ラクルッッ!!☆

映画版の方も、阿部寛さんらしいので一度観たいと思いつつ観れずにいます。

青い鳥 [DVD]

青い鳥 [DVD]

ちぇ、ちぇっ!


我が文芸部の顧問が「重松さんの作品はどれもお涙頂戴で飽きた」なぞとほざいていた・・・仰っていらしたというお話を友人に聞いたのですが。
お涙頂戴ではないと思うなあ・・・と、個人的には。
人それぞれだけれど、お涙頂戴という一言で片付けて欲しくない気がします。

何だか、重松さんの本は、読むとほっとします。ほっこりする話というわけではなくて。
いえ、素敵な半透明感があるのですが。
澄んだ感じなのですが、それだけでもなくて。

何といいましょうか。くだらないようなことに思えたり、どうしようもないようなことに思えたり。
けれど、そういうことを考えているのは、少なくとも自分だけではないのだな、と実感したりいたします。
中々文章とか、何かで表現して、表に出すことが困難なものを、言葉にして、届けてくださる感じが、個人的にほっとさせられます。

過ぎ去ってしまえば、そんなこと、って思えるようなことを、覚えていて、救い上げてもらっているみたいな・・・。

子供だった頃を、忘れない人になれたら、素敵だと思います。

どうしたって忘れてしまうから、そうなれたら、それはこの上ない喜びなんじゃないかな、って、周りを見回すと、ふと思ったりします。





・・・だから、重松清さんは大好きですが、私の読書感想文には向かないな、と改めて(笑)

元々感情とか、表に出すのが、苦手で。
文章表現である程度出すのは好きですが、それを自分の胸の奥深くを覗いて、引っ掻き回して、見つけて出す、という真似はあんまり得意ではないし、どちらかというと、避けてしまうところが。

となると、例外なく今年もある夏休みの読書感想文は何を読もうか、と。
個人の好みを選んだら書けない気がします。

ファンタジーも駄目ですしね。

夏目漱石さんとか大好きなので「それから」「門」あたりを読みたい、と思うも、「どうせ読書感想文だから読むんでしょ?」みたいな気風が流れている世間で、そういう風に思われるのは心外。
プライドが許せない。・・・のでアウト。

今まで読んでいるもので選んでもいいのですが、それも結構・・・。

せっかくの夏休み。読みたいじゃないですか。
普段なら「そんな暇あったら勉強しなさい!」と言われますが、「感想文書かないといけないのだ!」と威張って新しい本を堂々と読みたい(笑)

去年は何かいい本ない?と父君に聞いた結果。

サン=テグジュペリさんの「人間の土地」を拝借。

人間の土地 (新潮文庫)

人間の土地 (新潮文庫)

何気に宮崎さんの装丁イラストが好きです。

で、問題は。

すこぶる楽しく・・・ではないですが、ウキウキドキドキ読んだのですが。


・・・感想文にならない・・・!!

人間はみなモーツァルトとか言われても困る。

内容は素敵だけれど、筆者の遭難記録のような話。
機体に布を張って溜めて飲んだ水がとてもひどかったことや、砂漠で幻覚を見るほどの苦労。

日常生活などに結びつけた感想を・・・というものには向いておらず。

散々困った挙げくに「私にはよく物語りの主題はわかりません。けれど、大きくなって読むにつれて、感じることも変わるし、いつかふと主題と思えるものを見つけることが出来るかもしれない、と思わされた作品だった。」とかそんな感じの投げやりな感想文を提出。

・・・勘弁して。


そんなわけで敬愛する明林堂にお邪魔したのですが、結局見つからず。

候補だけつけたものの、結局後悔しそうで。

読みたいもの。

夜間飛行 (新潮文庫)

夜間飛行 (新潮文庫)

そうか、もう君はいないのか

そうか、もう君はいないのか

行人 (新潮文庫)

行人 (新潮文庫)



結局買ったのは個人の趣味でした。

樅ノ木は残った(上) (新潮文庫)

樅ノ木は残った(上) (新潮文庫)

お金がないのに・・・!!!!


赤髪の白雪姫のクリアファイルが付録になっているララDXを買おうかどうしようか葛藤中の野火でした。


ちなみに、予告編。観たい。