アメとムチ

茶筅供養,言って参りました。
お邪魔させて頂いたのは禅林寺というお寺。本来私のような完全初心者の学生が混ざってよいものではないのですが,茶道部の先生の計らいで,特別に参加させていただけました。ありがとうございます!!

さて。10時から禅林寺でお献茶。10時半からお家元講和。11時から茶筅供養。12時半の茶席に入り終了は一時半頃。・・・という日程だったのですが。
お献茶,とは何か。私も知らなかったのですが。
「献」という字で「たてまつる」「ささげる」という意味があるそうです。
つまりささげるお茶・・・何に?ってなわけで。
実際行った私が説明するべきなのです・・・が。
・・・覚えていないのです。
突如記憶喪失になった,とかではなく。
では何故か。・・・立ちはだかる敵が居たからです・・・。

身長が低かったのでイマイチ何をしているのかわからなかった。というのが1つ。
もう1つは。 正座。

正座って,きちんと座らないとしびれちゃうじゃないですか。
只でさえ苦手なのに今回はきちんと座れる余裕も無いほどきつきつで。勿論足を崩すスペースもなくって。
痛い痛い痛い・・・。
一体これは何の拷問なんだ・・・と泣きたかったです。
何とかスペースを見つけて,崩せないものの足を交代で休ませる,というのをやったのですが,1時間はきつい!
ひっきりなしにごそごそやっていたお献茶は何とかなったのですが。
その後の茶席はごそごそやるわけにいかず,結局足の感覚がなくなり,立てなくなりました。

足を崩して戻ってきたあとにジワーッときていきなりグワッ!と来るしびれの衝撃を私は勝手に第2波,と呼んでいるのですが。
そんなものに襲われては座って居られないので,足を休ませて第2波がくる!って辺りで交代しました。怖いですねー。

お茶の歴史って,1回途切れそうになったというお話もお聞きしました。
原因は大政奉還。・・・坂本龍馬さん。
お茶の世界では若干悪者みたいですね・・・と話を聞いていて複雑な気持ちに。

それでも茶筅は供養できたし,お茶もお茶菓子もとびきり美味しかったし,いい事もしっかりあったんですけどね。