台湾

WBC野球負けちゃいましたね。

って、徒然で書こうとしたら野球カテゴリーがあった。
忘れてた、懐かしい。

ロッテが優勝したおととし・・・になるのかな、高1だったので。その頃の名残りと思われる。
ロッテ熱冷めたわけではないんですよ、決して。
ただ、如何せん広島なもので、日本シリーズとか、そういうのかかってこないと中々ロッテは放送してくれないのですよ・・・。
巨人とかは放送するのに!!!!お隣の千葉なのに!!!!
というわけで、あんまり使われなくて忘れられていた可哀想なカテゴリー。

しっかりWBC観てたかっていうと、そこまででもないのですが。

本題として書きたかったのは、台湾戦の話。
昨日ニュースで見て、泣いてしまった話。

こんな動画も見つけました。

最初は、ツイッターだかフェイスブックだったか(曖昧)とにかくネットで、台湾は東日本大震災の際に、支援をしてくれたから、その感謝の気持ちを、台湾戦を見に行く人はプラカードにして掲げあげないか、という話が出たらしく。

それが、実際実行されたようなのですね。

その台湾戦は、本当に均衡してて、最後、甲子園みたいに、延長の階スライディングをアウトにして幕切れっていう。
そういう、素敵な試合だったんですね。
テレビとか、それこそネットでも、日本は強かったけれど、台湾も強かった、って書き方だったけれど、日本が強かった、って言えるほどの試合でもなくて。
本当に、どっちが勝ってもおかしくない。
日本が負けたって遺恨は残らなかっただろう、そんな試合で。

日本のテレビでは、歓喜する日本勢を放映して終わっていたのですが。

実は、その後に、台湾のメンバーがマウンドに集まって、360°の観客にお辞儀なさったそうで。

それが有名になって。

ネットでも話題になって。昨日ニュースで取り上げられていたのです。

台湾の監督や、選手のインタビューでは、アウェイだったのに、そういう温かさが嬉しかった、とのこと。
ニュースで聞いたところでは、前の試合(韓国・・・だったかな?)ではファン含め、とても険悪なムードだったようで、その反動もあったのではないかな、という。

ネットでも、お互いいいね、温かいね、って言葉が飛び交ったらしく。


そして、つい先日。

最初に感謝の気持ちを掲げようと呼びかけた方のもとに、台湾の方から写真付きでメッセージがあったそうで。

韓国の分まで、日本頑張って。



WBCは、シーズンにも響くし、そこまで思い入れなかったのだけれど。
いいなあ、って。

こんな、ちょっとしたことで、こんなにも人って優しくなれるんだ、って。

スポーツで親睦を深める、というのは今に始まったことではなく、レスリングとか他にも色々見られるようですが。

ああ、って。
実際見ると思わされます。


物事って、すごく多面的で、それまで見えなかった面がふいに見えると、世界が変わる気がします。

台湾は、元々、そんな仲悪い、というわけではないけれど。

それこそ、今関係の悪化を叫ばれてる中国とか、韓国とかとのこともだし、きっと、もっと身近な交友関係だってそうで。

社会的に張られたレッテルがあったり、最初のイメージとかのまま、その面だけを見ると、全然仲良くなんて出来そうにない人でも。

ちょっと見方を変えて、少し大らかになって、他の面を見つけることが出来れば、あ、この人いい人じゃん、って思えるものだと、私は思う。

今回の台湾と一緒で、その前が悪ければ、新しい面は、一層素敵に。逆も、またしかり。
そういうものじゃないかな、って思う。

最近、ネットでも、テレビでも、また中国が、また韓国が、とかいうのを見て、とても複雑でした。

そうやって国家の間のことでも、そういう面だけ前面に押し出されると、そういうレッテルを貼ってしまって。
すぐ、そういうことになるのかもしれないけれど。

国、の前に、そこには同じ、人が居て。

全員が同じ考えや感性では当然ないし。
そもそも国家のそういう世論に振り回されるのはどこの国だって条件は同じで。
何千、何万、何億という人を、そんなことひとつで、全部嫌なもの、って括ってしまうのは、間違ってる云々ではなく、純粋に、勿体ないなあ、って思う。

当然良い人だって居るし、寧ろ、それは日本という眼鏡をかけて見るから悪いように映るだけで、その眼鏡を外せば、もしくは掛けかえれば、それはとても良い人であったりするんじゃないかなあ。

国家のことなんて、大変な時期だから、どちらが正しいだなんて言えないけれど。

これだから中国は。やっぱり韓国は。
そういうのは、勿体ないんじゃないかなあ、と。
青い考えではあると思うけれど、思うのです。


馬鹿みたいだと思っても、やっぱり、そうやって生きたいと、思ってしまう。


だって、その方が、例え痛い目を見たとしても、私にとっては、幸せなのだと思うから。


そんなことを思った、台湾戦の話。


台湾の分まで、勝ちたかった、な。



野火でした。