聞き上手

世の中、話し上手になりたい、と思う人が多いけれど、実際求められるのは聞き上手だそうです。
まあ、話し上手になりたい、と思う人=話をしたい人、なので必然的にそうなりますが。
難しいのも、聞き上手の方。
聞き上手が居る夫婦は長持ちするとか。

聞き上手になりたい。

でもやっぱり、聞き上手な人が好きです。
適当なことは流して聞いてくれてもいいのだけれど、大事なことは聞いてほしかったりします。

結構私は同じ話繰り返すのが嫌いで。
よくしょうもない話は繰り返すけれど、実は6割ぐらいは話したよな、これ、って思いながらだったりします。

そして「それ前にも聞いた」っていうのが、意外と嫌いじゃない。
嫌いな人も多いみたいですが、ちゃんと聞いてくれてるんだな、って思います。

そして、女性は人の話を聞かない、他人事に興味がない、というのは、本当だなあ、と母親をみると常々思います。

人のことを考えられないからヒステリーも多いのでしょうか。

男性の方が子供ぽっくて、一見何で自分が、って言ってる人ばかりに思えるけれど、実際女性の方が自分本位な気がしたりします。

話をちゃんと聞ける人になりたい・・・と、人の話を聞く気のない人の傍に居るとつくづく思います。
勿論、聞き上手の人を見つけたくなるし、出会えると、ほっとしますが。

私の周りで1番話を聞かないのが母親、というのが問題。

子供の言葉に声を傾けない、そんな人にはなりたくないから、母親のようにはなりたくないから、将来母親になりたい、と「母親になりたいと思うか、また、その理由は」という設問に対して、家庭科の授業で過去に提出したことがあります。

時々、というより、進路を真剣に考えて、親に話始めた最近よくこれを思い出します。

いじめとか、そういうのがあるわけではないし、母親には恵まれているのかもしれないのだけれど、私にはそれでも結構な苦痛だったりすることも多くて。

母親のようにはなりたくないから、見返して、貴方は間違っていたんだと思うって、自分はこれが苦しかったんだ、だから、やらない、って。
そういう風に、子供時代を忘れない大人になりたい、って思う。

それは、陰険な考えなのかな、と思ってみたり。

父親に初めて訴えたら、それはひどい、って。子供の考えだって言われたけれど。

子供を育てるのに必要なのは、そういう子供の考えじゃないかと、思ったりします。

嫌いというか、苦手というか。一生合わない性格だと、つくづく思う、野火でした。